太陽光発電システムの点検商法が急増!

森のふくろうネットで、「つい先ほど、18時20分ごろにクラシアと名乗る太陽光パネルの点検?の営業の方が飛び込みで来られました。
話は聞かずにお断りしましたが、ネットで確認したところ、私は怪しいと感じたので、情報共有します。一丁目です。
(記事ID:4864)」という記事が配信されました。

一般社団法人 住宅支援機構: クラシア | crasia は確かに存在する会社のようです。

ただし口コミでは「太陽光パネルの保守点検が義務化されたと言って無料で点検しますとか。どうやら航空写真で太陽光設置してる家に赴き、なんだかんだとパネルの洗浄とかに持って行き、金取る業者らしい。この時期に訪問営業はいろんな意味で怪し過ぎる。」などとあります。

独立行政法人国民生活センターでも「太陽光発電システムの点検商法が急増!」と、警告を出しています。全国の消費生活センターには、「事業者から太陽光発電設備の点検は義務化されていると言われたが、本当か」「太陽光パネルの無料点検をすると電話があり、点検したら高額な契約を勧誘された」など、「点検が義務化された」などと言われて太陽光発電システムの無料点検を勧められたり、点検を受けた結果、太陽光パネルの洗浄等の契約を迫られたという相談が増えているそうです。

太陽光発電システムの保守点検は、改正FIT法により、出力50kW以上の設備では年2回、10kW以上の住宅用太陽光発電を含むそれ以外の設備では少なくとも4年に1回の点検が義務付けられています。
しかし、点検義務の対象になるかは、再エネ特措法に基づくFIT制度・FIP制度の利用の有無や出力等により異なります。太陽光発電システムを効率的に、また安全に利用するためには、定期的な点検を行うことが重要ですが、「点検が義務化された」など契約を迫るセールストークには慎重に対応する必要があります。

実際、「突然、事業者が訪問してきて「太陽光パネルの点検が法律で義務化されたので、太陽光設備を無料で点検する。パネルによる火災事故が起こっている。」などと説明された。後日、事業者が改めてやってきてドローンを飛ばして点検した。事業者に「パネルをサーモモニターで確認したところ赤くなっているので、今後、太陽光パネルを長期使用するためには洗浄とコーティングが必要」と言われ、言われるがまま約40万円の契約をした。ネットで調べた娘から、だまされているので解約をするように言われた。事業者の説明が虚偽なら解約したい 80歳代 女性」などが起きています。

事業者から「点検が義務化された」などと言われても安易に契約せず、まずは点検の要否を確認しましょう。
太陽光発電システムの点検やメンテナンスの契約をする場合は、その場で契約せずに複数社から見積もりを取り検討しましょう。
怪しい業者に点検させて、パネルに傷をつけられたりした場合は、メーカーの保証が得られなくなる可能性が高いです。どうぞご注意ください。

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